からすのす

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プチレビュー : エレクトリアコード

今回ご紹介するのは

エレクトリアコード(ios,android

です。

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 ジャンルはシミュレーションとなっており、新感覚フルオートAIアクションバトルとなっております。

 美少女版ア○マ○ド・コア フォーミュラフロントと言えば伝わる人には伝わる。

 

 

■目次

・どんなゲーム?

・カスタマイズ

・戦闘

・終わりに

 

 

■どんなゲーム?

 ものすごくざっくり言うと、手のひらサイズの美少女ロボット「エレクトリア」が普及した世界、当然のようにバトルさせるのが流行っているという世界観です。

 流行るよね。わかるわかる!

 ゲーム的な特徴としては、戦闘中は一切介入できず事前のセットアップが超重要なゲームです。私のプレイスキルは甘く見積もっても中の下くらいなのでこういう勝手に戦ってくれるシミュレーション系はけっこう好きです。理想の戦術を思い描いても実現するのは難しいのですが本作は結構思った通りに戦ってくれるので戦術がきまると楽しいです。

 課金要素はリソース回復強化系の初期投資が主で課金ガチャはありません。装備の入手方法はゲーム内通貨を使用して購入するか、戦闘後に入手するカプセルからランダムに入手する方法があり課金必須では無いです。(一応課金してゲーム内通貨を購入したりはできます。)

 

 

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■カスタマイズ

 本作のカスタマイズは結構細かくできます。

 見た目のカスタマイズはもちろん、性格も何種類かある中から選べます。キャラ付けはかなりはっきり分かれているので好みのものがあればいいけど無ければその時点で楽しめないかも…。

 ちなみに私はやさぐれを使用。

 「はあ…面倒くさいですね」

 とか言いながら結局しっかりやってくれるのがポイント高い。ツンデレよりクーデレが好きなんですよ!(どうでもいい)

 

武装カスタマイズ

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  画像の通り、10か所のパーツがカスタムできます。パーツ数はけっこうありますが、レア度が高い装備が当然強いのである程度固定化されるかもしれません。ただこのゲームは対人要素はかなり薄め(模擬戦みたいなのしかない)なので被りとかは気にならないかと。

 武装もミサイル、マシンガン、レーザービット、グレネード、ブレードなど一通り揃っており好みのカスタマイズが可能。

 武装は実弾とエネルギー系にわかれており、実弾は弾切れがあるが戦闘開始時から使用可能、エネルギー系は戦闘開始時には使えないが一定時間ごとに再チャージされ実質無限に使用可能という性格付けがされています。

 

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 また、能力ポイントを振り分けることで単純に強化することも可能。私のカスタマイズは見ての通り射撃全振りで近接は捨てています。恐らく全能力をMAXにすることも可能ですが優先付けも大事ですからね。

 

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 さらに本作の肝とも言える戦闘AI設定画面。ここで戦闘距離の指定や戦闘時に取る行動を制御できます。

 設定は結構細かく指定でき、種類も豊富です。例を挙げると、

・敵との距離がOOの時、HPが減っているときにOOの行動をとりやすくなる、特定の武装の使用頻度を調整する、といった思考制御系のもの。

・回避が難しい状況でもダイナミックな回避挙動が可能になる、一定時間特定の動作を強化するといった行動強化系のもの。

・何も考えずに弾をばらまき続けるといった若干ネタ気味なもの

 など様々な設定が可能です。

 設定にはコストを消費するので戦術は一本に絞るのが吉ですかね。上記の設定は遠距離偏重になっており、敵との距離が詰まると回避を重視し、距離が離れると火力が増す設定をベースにいくつかの特殊能力を取得しています。

 

 

■戦闘

 セットアップが終わったらエレクトリアを戦場に送り出しましょう。

 本作のメインコンテンツはアリーナというモードで、勝ち星を重ねると次のステージがアンロックされていくという仕組みになっています。

 

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 戦闘画面はわりと派手でちょこまか動き回ってくれるので見ていて飽きません。自分の想定した戦術が正しく機能しているかきちんとチェックしましょう。

 地形ハマりが若干目につきますがまあ許容範囲でしょう。敵のセットアップは割とはっきりしているので勝てないな、と思ったらセットアップを見直してみて下さい。相手が実弾中心のセットアップであれば弾切れを狙う、近接が強いのであればアウトレンジから削る、など。

 

 ちなみに私のセットアップは地形貫通効果の付いたバスターライフルを軸に、ミサイルやビットで相手の回避を消費させてからバスターで一気に削る、というスタイルです。AIはある程度地形を勘定に入れて行動していると思うのですがけっこう行動阻害されるため地形無視ビームがとにかく強い。

 

 

■終わりに

 最後にストーリーモードにも少し触れておきましょう。演出、シナリオ共に淡泊と言えば淡泊なのですがエレクトリアと絆を深めていく一点に絞られたストーリーはこれはこれでアリです。シンプルイズベスト。設定した性格が反映されているのがグッド。

 

 もっとこういった設定だけして後は見てるだけ系のゲームが増えて欲しいですね。戦い方を妄想するのは好きだけど最近のマルチプレイはみんな強すぎるんですよ(泣き言)。

 本作はシングルプレイメインです。対人要素があったほうがまあゲームとしての寿命は増えるでしょうがバランス調整が難しそうなんですよね…。それに勝てなさすぎるとストレスなので絶対的なユーザー数が確保できてマッチングが機能するような状態じゃないと導入がマイナスに働きかねません。

 大手が作ってくれればいいのですがどう考えても収益が見込めそうに無いですからねえ…。

 

 一言で言えば本作は「こういうのでいいんだよ。」というゲームです。

 欲を言えばコミュニケーション要素を強化してほしいとかコンテンツ増やして欲しいとかまあ色々ありますがまずは作ってくれたことに賛辞を贈るべきでしょう。

 ゲームシステムに興味があり美少女に抵抗が無ければぜひ手に取ってみて下さい。

 

 

「悪くない日々ですね…意外なくらい」