今回はChilla's Artというインディークリエイターが開発した
夜勤事件(PC版)
のプチレビューをします。
ザ・ジャパニーズホラー。
Chilla's Artというのは兄弟でインディホラーゲームを作られているクリエイターのようです。いわゆるウォーキングシミュレータ系のゲームが多いようですがそれらは未プレイなので割愛。気になる人は検索してみてください。
海外に在住経験があり現在は日本を拠点に制作しているようです。それっぽい感じを出しつつなんか違和感を感じる空間はそのあたりの経歴に由来しているのかもしれません。
今回取り上げる夜勤事件ではワンオペで深夜のコンビニを回す女子大生が怪異に襲われる様を体験することになります。私はコンビニバイトの経験がないので倉庫やスタッフルームに入れるのがちょっと楽しい。
とはいっても主人公の女子大生の住処は何かちょっと変なので実際どれくらい再現されているのかはわかりません。
画面には雰囲気を出すためにノイズがかかっています。切ることもできますがせっかくなのでつけておきます。文字とかがかなり読み辛くなるのですが攻略には影響ありません。
ゲームはコンビニで働きながら品出しや賞味金切れの商品を破棄しつつ深夜のコンビニにやってくるお客さんの相手をします。横柄なオジサンや徘徊老人などバリエーションもバッチリ。お客さんがいないときはバックヤードで監視カメラを見ながら時間を潰します。怪しい人がいたら危ないからね。
こんな感じで淡々と家とコンビニを往復するという女子大生らしからぬ華やかさのない生活を送ります。妙な孤独感と違和感を感じながら仕事をこなすうちに気が付けば日常から半歩踏み外していることに気が付くことになるでしょう...。ただの人間のはずのお客さんも何か不気味です。
セーブ機能は無く、順調に進めれば1プレイは40分ほどです。マルチエンドが採用されていますが難しく考えずマネージャーから与えられるミッションをこなしていれば順調に日常に帰れなくなります。
値段もプレイ時間も手軽なのでちょっとゾクッとしたい時にオススメ。コンビニという日本人には馴染みの空間を舞台にした物語もちょっと新鮮ですね。シチュエーションコメディとかには向いてそうですがあまり見たことないかも。ホラーゲームは映画とか違って自分の意志で怖い思いをしなければいけないというのが倒錯した欲望を満足させてくれますね。私は本当はホラーとか苦手なんです。
とりあえず女子大生を深夜コンビニでワンオペさせるのはやめましょう。